ペイル ブルー ドット。 我々の故郷は淡く、青く、小さな点…歴史的写真撮影から30年、NASAが画像を再処理

我々の故郷は淡く、青く、小さな点…歴史的写真撮影から30年、NASAが画像を再処理

ペイル ブルー ドット

NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号は1990年2月14日、約60億km離れたところから振り返り、太陽系の「家族写真」を撮影しました。 そのとき撮影された画像の中に、地球を映した「ペール(ペイル)・ブルー・ドット(Pale Blue Dot)」と呼ばれる画像があります。 史上最も遠いところから地球を撮影した画像です。 ボイジャー計画の中で、最も象徴的な画像の1つでもある「ペール・ブルー・ドット」に、最新の画像処理を施してNASAから公開されたのが上の画像です。 撮影から30周年を記念して、2020年2月12日に公開されました。 縦に走る光の筋の中に、小さな点がぽつんとみえています。 これが地球です。 ボイジャー1号がとらえたオリジナルの画像では、地球は1ピクセルにも満たないものでした。 私たちが生きている地球は、宇宙から見るとごく小さな存在であることを再認識させてくれるものでした。 太陽系の家族写真を撮り終えた34分後、ボイジャー1号のカメラの電源は完全に切られました。 撮影された画像データは数か月かけて地球へ送られ、最後のデータがダウンロードされたのは5月1日でした。

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ペイル・ブルー・ドット

ペイル ブルー ドット

Image: JPL1990年のバレンタインデー、地球から約60億km離れた位置から地球の肖像が撮影された。 「ペイルブルードット」と呼ばれるこのは、ボイジャー1号がミッションを終えて太陽系を離れる際、カメラを停止させる34分前に撮られたものだ。 太陽系の家族を表すべく撮られた60枚の写真のなかでもとりわけ有名なこの写真が、最新の画像処理技術により生まれ変わった。 された新ペイルブルードットは、元の写真よりも明るく見える。 ・太陽の光を再現「ペイルブルードット」という名は、作家で天文学者のカール・セーガンの本のタイトル(日本版タイトルは『惑星へ』)。 カール・セーガンは当時、写真を撮ることをNASAに提案した。 他にも太陽系にある6つの惑星を撮影しているが、この写真では地球の周りに星は見当たらない。 広大な空間にポツンと浮かぶ点が我々の地球。 元の写真では孤独感がより強烈だったが、2020年公開版は下方に光が入ったのが印象的だ。 光源はもちろん太陽で、元の写真でも目立っていた地球と交差する線は、太陽光線がカメラの光学系で散乱したものとのこと。 ・地球を最も遠くから捉えた姿元の写真では、ボイジャー1号が緑、青、紫の光学フィルターを適用して撮影したものを合成していたが、今回の写真ではこれを赤、緑、青にマッピングし直した。 画像はアラくなるどころかより鮮明に。 1ピクセルにも満たない地球がわずかに青く光っているのが確認できる。 この30周年を機に、ボイジャー1号が地球を最遠から捉えた地球の姿に、改めて想いを馳せてみてはいかがだろう。 参照元:.

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30年ぶりの画像調整、60億キロのかなたから見た地球「ペイル・ブルー・ドット」

ペイル ブルー ドット

1990年2月14日、宇宙探査機ボイジャー1号は搭載されたカメラを地球に向け、37億マイルの距離から一枚の写真を撮ってデータを送ってきた。 はるかな宇宙から撮影された地球の姿は、暗い宇宙のなかでそれでも小さな点として光を放っていた。 この写真が撮影されたのはボイジャー1号が太陽系の外に出る直前、天文学者のカール・セーガン氏が提案したもので、太陽系の合成画像を撮影するため最後に地球の方を向けさせたものである。 この一枚を地球まで送ったのを最後に、ボイジャー1号はカメラの電源を落とした。 そして更に飛行を続けたボイジャー1号は、太陽の陽子などからなる「太陽風」の届く領域を2012年8月に抜け出て、今も宇宙の彼方へ進んでいっている。 後に、カール・セーガン氏はこの写真によせて次のような言葉を残している。 「この点をもう一度見てください。 これが私達の故郷です」 この画像が撮影されて30年。 NASAは現代の技術を駆使して「ペールブルー・ドット」を鮮明にした、リマスター画像を公開した。 もちろん撮影されて30年を記念したという点が大きいが、近年の地球環境変動を受けての面もあるようだ。 ボイジャー1号の画像処理に携わったメンバーの一人であるガリー・ハント氏は「気候に関する講演に出演する際に、この写真を見せています。 この宇宙の中の小さな青い点は私たちが住むことができる唯一の場所です」と語っている。 より新しくなった「ペイル・ブルー・ドット」を見て、改めて地球について思いを馳せてみるのも良いのではないだろうか。

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